シルク・ドゥ・ソレイユ キュリオス福岡公演を観た感想 アクロバットな演技に驚愕

シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス) 看板

シルク・ドゥ・ソレイユを観たことはありますか?ダイナミック且つアクロバットな演技をTVCM等で一度は目にしたことがある人もいるかと思いますが。
日本には2年に1度ぐらいの周期で訪れているアクロバットやアート等のエンターテイメントショー(サーカス)を行うアーティスト集団の事です。

私は今年(2019年)初めて「シルク・ドゥ・ソレイユ(KURIOS(キュリオス)」を家族(2才の子供も一緒に)で観に行きました。
毎回行こうと思っていましたが、なかなか行くタイミングが作れませんでしたが。今回ようやく念願が叶いました。

ただのサーカスでしょ!?
チケットの料金が1万円以上って高過ぎでしょ!?

私も最初はそう思っていました。

いえいえ、実際にショー(キュリオス福岡公演)を観てみてあまりの衝撃的でハラハラ、ドキドキが止まらない演出に興奮しまくり。高いチケット料金を払うだけの価値がありました。

シルク・ドゥ・ソレイユ(キュリオス)のショーの何が良いと思ったのか?惹きつけらたのか?鳥肌立ちまくりの演目内容の感想やテント内の様子等も含めて、個人的な感想になりますがご紹介します。

今回キュリオス日本公演(全533公演)の総観客動員数137万人だったようです。

シルク・ドゥ・ソレイユとは?

1982年にジル・サンクロワが、カナダのケベック州という芸術家が集まるベサンポールで、若手の大道芸人を集めて、ジャグリングや火を吹いたり様々なショーを披露していました。その中にギー・ラリベルテもいました。その後、この2人が中心となりシルクドソレイユを創設。動物を使わないサーカス・アートとストリート・パフォーマンスを融合させた新たなサーカスで世界中を回る計画を立てたのが始まりで、コンセプトが評価されて、政府のバックアップを受けながらツアーを継続しているそうです。

日本に初めて披露されたショー(サーカス)は1992年の「ファシナシオン」。その後、サルティンバンコ、アレグリア、キダム、アレグリア2、ドラリオン、コルテオ、クーザ、オーヴォ、トーテムと、ショー行われていますよね。

 

2019年シルクドソレイユ KURIOS(キュリオス)とは?

創設30周年を記念して制作された35作品目の作品が「キュリオス」。
「キュリオス」は「珍奇なものを集めた部屋」と「驚異の部屋」の意味を持ち、このタイトルの由来はcabinet of curiositiesからきており、15~18世紀頃のヨーロッパで作られた珍しい品を集めた博物陳列室の意味の事らしい。テーマとしては「好奇心」と「骨董品」で、アクロバットな演技だけでなく19世紀産業革命時代が物語のモチーフとなっています。実際に蒸気機関車が出てきますし、衣装も当時を彷彿とさせる独特で不思議な世界観についついのめり込んでしまいます。個性的なキャラクター達の演技も楽しめました。

欧米では11時11分が幸運な時間といわれており、キュリオスでは時計が11時11分から11時12分の1分間に不思議な世界を表現した設定になっています。この1分間に12の演目が行われます。

KURIOS(キュリオス)公式サイト

キュリオスには女性の日本人も1人出演している

実はキュリオスには日本人女性が1人出演していました。KLARA(クララ)役を演じている池田一葉さんです。高校生の時に始めたヒップホップダンスを続ける為に大学時代にロサンゼルスに留学し、バックダンサーとして活動していた方で、2012年のシルク・ドゥ・ソレイユのオーディションで合格してからはシルク・ドゥ・ソレイユの舞台でパフォーマーとして活躍中とのこと。日本人の方がいるって聞いただけでもなんか誇らしいですね。最初から分かっていれば意識してクララを見たと思いますが、見終わった後で分かった事ですので、もしこれから観られる予定の方はアンテナになっているフープスカートを身みまとったKLARA(クララ)が日本人の池田一葉さんです。
シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)日本人 クララ klala

2019年シルク・ドゥ・ソレイユ キュリオス福岡公演入場ゲートの様子

シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)入口 看板

入り口を入ると、キュリオスのドドンっと看板があり、大きな青と黄色のテントが大きく立っています。キュリオス看板前では写真撮影してる人がいました。私もついつい写真をパシャリ。

入り口ではチケットを提示し入場しますが、開場1時間前から大行列。入場ゲートを入ると、まず目の前にはダイハツの車とキュリオスの人形がお出迎え。

ザ・キュリオス plunger(吸引器)

お土産コーナーやフードコーナーがあり、どこもかしかも行列です。開演まで食べたり買い物したりして、キュリオスを観る前にお腹を満たしたり、お酒を飲んだりしている人も結構いました。
私達もサンドイッチやチュリオス「チュロス」、フライドポテト、アイスコーヒーを購入しました。

ポップコーンやカツサンドにはキュリオスのパッケージでしたよ。お土産にもなるので購入していた人も多かったようです。
シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)福岡公演 フードコーナー

シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)福岡公演 フードコーナー

まぁこう言う所の飲食料金は安くはありませんね(笑)
「飲食の持ち込みはお断りしています。」とアナウンスがあったので、購入するしかないですね。
※入り口で荷物検査はありませんでしたので、持ち込んだとしても問題は無いとは思いますが。モラルの問題ですね。

子供に飲ませる飲みもが無かったのが気になりました。炭酸飲料が多く、炭酸無しはオレンジジュースやウーロン茶ぐらい。水もありませんでした。持ち込みは不可にするなら、もう少し種類を用意してもらえると良かったのかも。

おそらく数千人のお客さんがいましたのでフードコーナー、お土産コーナーは人でごった返していました。
シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)福岡公演 お土産コーナー
会場へのゲートはチケットに記載されている通り、6番ゲートから入りました。席が決まっているので、どのゲートからでも問題ありませんでした。今回、席が後ろの方でしたので次回は公演が始まる前にショーのセットやキャラクター等を前の方で見学してみるのもいいかもと思いました。
シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)福岡公演 公演テント内入場ゲート

ステージ会場に入ってみると、既にショーで使用する機材と演者が普通にウロウロしていましたので、まだ準備中?かなと思っていました。イスに座り、ご飯を食べたり、トイレに行ったりと開演前に色々と観る為の準備をしていましたが、演者の人が変わり代わりずっと何かしらしている感じでした。

つまり、もう既に演出は始まっていたんだと、ショーが始まってから気付きました。
既に演者がステージにいるという新感覚には驚きました。これも演出の一部のなんでしょうね。

2019年キュリオス福岡公演内容と感想

ステージが真っ暗になりいよいよスタート。最初はドキドキが止まらず…。
アクロバットな演技と殆ど言葉を発さないミュージカル性のあるエンターテイメントショーに一気に引き込まれました。そして、手に汗握る演目の数々。言葉が無くても強靭な肉体と繊細でダイナミックな動きと完成されたチームワークで表現された演技に驚嘆しました。プロフェッショナルな演技と演出で感動を味わう事が出来ましたよ。

シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)福岡公演 シーカー

12演目中全て見応えがあり楽しめましたが、個人的に特に印象に残った演目2つをピックアップしてみます。

【RUSSIAN CRADLE (ロシアン・クレードル)】
高かく吊り上げられた場所(高さ4メートルの高さ)での男女2人の離れ業は1ミリのズレも許されない演技に観ているこちらがヒヤヒヤしました。手が離れたら地面に落ちてしまいますし、空中で何度も何度も手が離れる度にハラハラ、女性が宙返りするシーンはこちらが怖くて今でも忘れらません(笑)。一番最初のアクロバットな演技だったので、次はどんなアクロバットな演技が見られるのだろうと、引き込まれてしまいました。
シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)演目 RUSSIAN CRADLE (ロシアン・クレードル)

【BANQUINE(バンキン)】
最後の演目ですが、こちらも完璧に息のあったアクロバットと人間ピラミッドに大興奮でした。屈強な男女が出てきて踊り出したと思ったら、肩の上に乗り、別の人の肩にジャンプして飛び移ったり、宙返りしたり、ジャンプする1人が2人の手をバネのように使い、高く飛び上がり次の手や肩に移動したりと、次から次へとアクロバットな技を繰り広げます。チームワークと寸分の狂いのない演技に見入ってしまいました。

BANQUINE(バンキン)

アクロバットな演技だけでなく、透明サーカスという思わず笑ってしまうようなほっこりする演目もあり、緩急があり見る人を飽きさせない構成は良かった。

キュリオス福岡公演 2019年からスマホでのみ撮影OK!

去年まで撮影はNGだったそうです。今年(2019年)も基本的には撮影NGですが、公演終了残り約5~10分ぐらい前に撮影OKの電光掲示板が表示されます。それに気づくのが遅かった私は取りたいシーンを逃してしまいました。大体周りのお客さんがスマホで写真を撮り始めますので、分かると思いますが。電光掲示板に「撮影OK」を合図が出るまでは撮影はNGです。電光掲示板は文字が小さいので少し気づきにくいと思います。
※スピーカーから撮影に関して注意事項アナウンスがあります。
また、撮影はスマホのみとあります。カメラだとフラッシュがあるからなのかNGでした。

シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)演目 写真撮影 2019年

シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)演目 写真撮影 2019年

シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)演目 写真撮影 2019年

 

キュリオス福岡公演の座席はE席後方でも十分楽しめた

今回は座った席は全体を見渡せるようにEレーンの後ろ側の席を選びました。この席でも十分楽しめましたが、気になった点でいえば、前と後ろに居る人の気配です。前に背が高い人がいると見えないし、自分の背が高いと後ろの人が困るだろうし。

前に人がいると全く見えないわけではありませんが、気になる人は気になるかなと、

なので、座る場所は後ろの人の事が気になる方は中通路の1番後ろがオススメです。
前の人が気になる方は中通路の1番前がオススメかと。

トイレが近い方は入り口側(入場ゲート近く)の座席がトイレ等には行きやすいと思います。子供がいる人は特に入口に近い座席を。
※私達は壁側の端だったので子供が演目途中にトイレに行きたいと駄々こねて入り口側の人に迷惑をかけてしまいました。

1番前は演目を見上げたりしないといけなさそうなので、真ん中、中央通路付近が次観るときは個人的には丁度いいかなと思いました。何処の席でも楽しめるとは思いますが。
シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)福岡公演 座席看板

シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)福岡公演 座席看板

妻の両親とも一緒に「キュリオス」を鑑賞

妻の両親も初めてシルク・ドゥ・ソレイユ(キュリオス)を観ました。チケットの値段(土日:11500円/一人)の高さにビックリしていましたが、観て良かったと言っていましたよ。孫と一緒に御爺ちゃん御婆ちゃんも一緒に楽しめる、エンターテイメントショー(サーカス)のようです。
※4枚まとめ買いチケット(46000円)が1枚のみで購入するよりもお得です。
※1枚のみ:13500円(土日)

今回ローソンでチケットを購入しましたので別途下記料金が掛かりました。
■システム利用料:864円
■店頭発券手数料:432円

キュリオス福岡公演 トイレと喫煙所、授乳室は?

トイレと喫煙所は両サイドのゲート外に設置されています。演技途中の休憩時間30分は男女とも大行列でした。子供連れの方は、オムツ替え等の心配があるかと思いますが。女子トイレ側に用意されていましたよ。トイレは屋外でしたが綺麗でしたので気持ちよく利用することが出来ました。
シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)福岡公演 トイレ場所

キュリオス福岡公演駐車場

臨時駐車場として「筥崎外苑駐車場」が用意されています。会場の反対側の道側ですが距離的に遠くはありません。しかし、公園が終わって駐車場を出る時が大渋滞。結構早めに到着していましたので奥の方に駐車していましたので、帰りは出るのに一苦労でした。
※キュリオス公園専用駐車場は700円/1公演時間内

次回福岡公演に行く時は、テント入口の目の前に駐車場がありました。そこを利用するのが便利ですよ。
シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)福岡公演 駐車場

キュリオス福岡公演 2歳までは無料3歳からは有料

※2歳でも椅子に座らせないといけない場合はチケット購入必要と記載がありました。
今回は子供が2歳で膝に抱っこ出来ましたので子供は無料でした。

 

もう一度観たい人はリピーターチケットで安く観れます

帰りに出入口でスタッフが「リピーターチケット」のパフレットを配っていましたので、念の為貰いました。

内容は「もう一度キュリオスを観たい人やまだ観てない友人等を誘って、料金は安く観よう」とありました。

なので、予約を取れなかった人も含めて、キュリオスを定価ではなく安く観れるなんて嬉しいリピーターチケット。SS席:平日の値段は「12500円→8000円」、「土日の値段は13500円→9000円」と最大4500円お得に安く購入出来るリピーターチケット。次回、2回観る時は利用しようと思っています。
シルク・ドゥ・ソレイユ KURIOS(キュリオス)福岡公演 リピーターチケット 役半額の値段

まとめ

2019年シルドソレイユのキュリオス、福岡公演の体験談は如何でしたでしょうか?

チケット代は決して安くはありませんが、これまでなかなか味わったことの無いハラハラ感、ワクワク感、ドキドキ感を生で味わう事が出来ました。
全てが最高かつ一流のパフォーマンスであることは間違いありません。パフォーマンスの好き好きは個々で違いますが、高い料金を支払ってでも観る価値はあると感じました。
各パフォーマンスの物語、メイクや衣装のデザイン、細部まで作りこまれた道具一つ一つにまで、演技以外でも楽しめる要素が盛り沢山。観る人によっては学びや気づきが沢山得られると思います。

子供から大人まで本当に幅広い年齢層の人が楽しめるエンターテイメントショー(サーカス)です。シルク・ドゥ・ソレイユの日本での公演は2年に1度。次回ももう一度見に行きたいと思います。

日本では観れる機会が限られていますが、ラスベガスではシルク・ドゥ・ソレイユ(「O」(オー)、「KA」(カー)等)を鑑賞出来るようです。海外まで観に行ける方はツアーを利用(予約)してみるのもいいかもしれません。

参考になれば幸いです。

 









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